こけしの世界

こけしの職人、歴史、そして美しい作品を紹介するブログ

新山実工人が贈る「果物雛こけし」シリーズ――伝統と遊び心が織りなす希少な逸品

もも雛こけし

もも雛こけし

ひな祭りの象徴であるお雛さまが、かわいらしい果物の姿をまとって登場しました。伝統と現代的なアレンジが融合した「果物雛こけし」シリーズは、新山実工人の50年にわたる匠技が光る特別な作品です。

このシリーズには、「もも雛こけし」「パプリカ雛こけし」「りんご雛こけし」という3つのユニークなデザインがラインナップされています。それぞれが独自の魅力を持つこの作品は、伝統的なひな祭りを新しい視点で楽しむことができる希少なアイテムです。


新山実工人の果物雛こけし――その魅力とは?

1. 果物を纏ったユニークなデザイン

「果物雛こけし」シリーズの最大の特徴は、果物と雛こけしの組み合わせという斬新な発想です。もも、パプリカ、りんご――それぞれの果物が持つ形や色彩が、お雛さまの姿に溶け込み、遊び心あふれるデザインに仕上がっています。

  • もも雛こけし: 柔らかな桃色が特徴で、ひな祭りの雰囲気にぴったりな愛らしいデザイン。
  • パプリカ雛こけし: 鮮やかな黄色と赤のコントラストが目を引く、個性的な一品。
  • りんご雛こけし: 深い赤と葉のアクセントが美しい、上品さと可愛らしさを兼ね備えたデザイン。

2. 50年の経験が生む匠技

新山実工人は、50年以上にわたりこけし制作に情熱を注いできたベテランの工人です。果物雛こけしにもその技術とこだわりがふんだんに活かされています。
果物の形をリアルに表現しながら、こけしの伝統的な要素を損なわない絶妙なバランス感覚は、新山工人ならではのものです。

3. インテリアとしての魅力

果物をモチーフにしたかわいらしいデザインは、和室だけでなく洋室のインテリアにもマッチします。ひな祭りの飾りとしてだけでなく、季節を問わず楽しめる装飾品としても活躍します。


「果物雛こけし」3つのバリエーション

1. もも雛こけし

ピンクの桃を纏ったお雛さまは、春の訪れを感じさせる優しいデザイン。桃は古来より邪気を払う力があるとされ、幸運をもたらす象徴でもあります。この「もも雛こけし」は、ひな祭りの伝統にさらに深い意味を加える特別な一品です。

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2. パプリカ雛こけし

赤と黄色のパプリカをモチーフにした「パプリカ雛こけし」は、カラフルでユニークな印象。ひな祭りを楽しく彩ること間違いなしのデザインで、見ているだけで元気がもらえる作品です。遊び心いっぱいのデザインは、子どもから大人まで幅広い年代に喜ばれます。

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3. りんご雛こけし

深い赤と葉の緑が特徴的な「りんご雛こけし」は、上品でどこか懐かしさを感じさせるデザイン。りんごの丸みを生かしたフォルムが、温かみを与えます。贈り物としても喜ばれる、洗練された雛こけしです。

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「果物雛こけし」がもたらす幸せ

1. 新しい形で伝統を楽しむ

「果物雛こけし」は、ひな祭りという伝統行事に遊び心を加えた作品です。現代的なデザインが、若い世代にも親しみやすい形で伝統を広めるきっかけとなっています。

2. 家族でのひな祭りをもっと楽しく

ユニークなデザインは、家族みんなの会話のきっかけに。子どもたちも果物モチーフのお雛さまに興味を持ちやすく、楽しいひな祭りの思い出を作ることができます。

3. 特別な贈り物として

この「果物雛こけし」シリーズは、ひな祭りのお祝いだけでなく、新築祝いや開業祝いなどの贈り物としてもぴったり。伝統と個性を兼ね備えた作品は、受け取る方に特別な喜びを与えます。


新山実工人の想いが込められた作品

「果物雛こけし」は、新山実工人が伝統を守りながら、新しい時代のニーズに応えるために生み出した作品です。彼のこけしには、職人としての誇りと未来への希望が込められています。このシリーズは、日本の文化を新しい形で表現した傑作と言えるでしょう。


あなたのひな祭りを特別なものに

「もも雛こけし」「パプリカ雛こけし」「りんご雛こけし」、どの作品も新山実工人の匠技が光る逸品です。伝統を重んじながらも、遊び心あふれるデザインは、あなたのひな祭りをより楽しく特別なものにしてくれるでしょう。

ぜひ、この希少な果物雛こけしシリーズを手に取り、その美しさと温かさを感じてみてください。それは、あなたや大切な人に幸運と笑顔をもたらすことでしょう。

新山実工人の匠技が光る「お雛さま」――伝統と美が織りなす雛こけし 2本セット

お雛さま

お雛さま こけし

春の訪れを告げる3月、ひな祭りの季節には、美しいお雛さまが私たちの心を温めてくれます。ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願う日本の伝統行事として、古くから親しまれています。そんな特別な日のために、新山実工人の匠技が詰まった「お雛さま」雛こけしをご紹介します。このブログでは、新山実工人の作品の魅力とともに、この雛こけしが持つ特別な価値について詳しく解説します。


新山実工人の50年にわたる匠技

新山実工人は、50年以上にわたりこけしの制作に携わり、その道を極めてきました。彼の作品は、伝統的な技術と現代的な感性を融合させることで、多くのファンを魅了してきました。新山工人の手から生み出されるこけしは、単なる工芸品を超え、一つ一つが物語を持つ芸術品として評価されています。


「お雛さま」雛こけしの魅力

新山実工人の「お雛さま」雛こけしは、その美しさと精巧な作りで人気を集めています。この2本セットは、ひな祭りにぴったりの飾り物として、多くの家庭で愛されています。

  1. 精巧なデザインと美しい彩色
    新山工人の「お雛さま」こけしは、細部に至るまで丁寧に作り込まれています。着物の柄や顔の表情、髪型までが繊細に描かれており、伝統的な雛人形の美しさを余すことなく表現しています。

  2. 温かみのある木材の手触り
    使用されている木材は、手に取ると温かみが伝わるような質感が特徴です。木のぬくもりと新山工人の手仕事が融合し、見るだけでなく触れることでさらに愛着が湧く作品です。

  3. 伝統と現代の融合
    新山工人の「お雛さま」こけしは、伝統的なデザインを基にしつつも、現代のインテリアにも馴染むスタイリッシュな仕上がりです。和室はもちろん、洋室のリビングや書斎にも自然と溶け込みます。

    お雛さま

    お雛さま こけし

こけしの特別な価値

  1. 女の子の健やかな成長と幸せを願う
    こけしは、ひな祭りのシンボルとして、女の子の健やかな成長と幸せを願う意味があります。新山工人の「お雛さま」こけしを飾ることで、その願いを形にし、家族の絆を深めることができます。

  2. 季節の彩りを添えるインテリア
    ひな祭りの時期だけでなく、季節を問わず飾って楽しむことができる「お雛さま」こけしは、部屋に彩りを添え、訪れる人々の目を楽しませます。季節感を大切にする日本の風習を感じさせる一品です。

  3. 贈り物としての価値
    新山工人の「お雛さま」雛こけしは、特別な贈り物としても最適です。初節句のお祝いとして、または大切な方へのプレゼントとして、その高い品質と美しさは受け取る人々に喜びと感動を与えます。


新山実工人の想い

新山実工人が「お雛さま」こけしに込めた想いは、伝統の継承と未来への希望です。彼の作品は、過去から未来へと続く文化の流れを感じさせます。50年にわたる経験と技術が生み出す「お雛さま」こけしは、単なる工芸品ではなく、文化を繋ぐ架け橋としての役割を果たしています。


「お雛さま」雛こけしを手に取る

新山実工人の「お雛さま」雛こけしは、オンラインショップや専門店で購入することができます。実際に手に取って、その美しさと温かみを感じていただければ、その価値をより深く理解できるでしょう。

ぜひ、この特別な「お雛さま」雛こけしを通じて、ひな祭りの伝統と美を感じ、家族とともに素晴らしい時間を過ごしてください。そして、新山実工人の匠技が生み出す逸品を、あなたの大切な人にも贈ってみてはいかがでしょうか。

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「お雛さま」雛こけしで春を迎える

ひな祭りは、日本の春を象徴する行事です。新山実工人の「お雛さま」雛こけしは、この特別な日に彩りを添えるだけでなく、一年を通じて日常の中に季節の心を届けてくれます。

この春、あなたも新山工人の「お雛さま」雛こけしを通じて、温もりと幸せを迎え入れてみませんか?
笑顔と共に、新しい季節を迎える準備をしましょう。

商売繁盛と財運隆盛をもたらす「七福神」――新山実工人の匠技が生む椿材の逸品

七福神

七福神 椿材製

「笑う門には福来たる」という言葉があります。笑顔と幸運は深い繋がりを持ち、その象徴とも言えるのが七福神です。七福神は、日本の縁起物として古くから親しまれ、商売繁盛や財運隆盛を願う人々の間で特に愛されています。

今回ご紹介するのは、新山実工人が手がけた椿材製の七福神セットです。その一つ一つに込められた想いと職人技の結晶を紐解きながら、この素晴らしい作品の魅力をお伝えします。


七福神とは――日本の文化と信仰の象徴

七福神は、七人の神様で構成され、それぞれが異なる福を授けるとされています。そのメンバーには、以下の神々が含まれます:

  1. 恵比寿(えびす): 商売繁盛と漁業の神様。鯛を抱えた姿が特徴です。
  2. 大黒天(だいこくてん): 財運と農業の神様。打ち出の小槌を持っています。
  3. 毘沙門天(びしゃもんてん): 勝負運と守護の神様。甲冑を纏い、威厳ある姿が印象的です。
  4. 弁財天(べんざいてん): 芸術、学問、財運を司る女神。琵琶を持っています。
  5. 福禄寿(ふくろくじゅ): 長寿と幸福の神様。長い頭が特徴的です。
  6. 寿老人(じゅろうじん): 健康と長寿を司る神様。杖と巻物を携えています。
  7. 布袋(ほてい): 福徳と人々の和を象徴する神様。大きなお腹と笑顔がトレードマークです。

七福神は、それぞれの神が持つ役割を通して、人生における多様な幸運をもたらす存在として崇拝されています。


新山実工人による椿材製の七福神

新山実工人は、日本の伝統工芸界でその名を知られる匠です。彼の作品は、ただの縁起物ではなく、一つ一つが芸術作品としても評価されています。今回の「七福神」も、彼の熟練した技術と素材への深いこだわりから生まれました。

  1. 椿材の選定
    椿材は、日本の伝統工芸で重宝される高級木材で、その特徴は滑らかな手触りと自然な光沢にあります。この材質は耐久性にも優れ、長年にわたって美しさを保ちます。七福神の優雅な曲線や細部の彫刻は、椿材の特性を最大限に引き出しています。

  2. 細部へのこだわり
    各神の個性が細部にまで表現されており、一体一体が異なる表情と仕草を持っています。たとえば、恵比寿の微笑み、大黒天の堂々たる姿勢、布袋のあふれる親しみやすさ――それぞれが見る人の心に響きます。

  3. 手作業の温かみ
    新山工人の作品は、すべて手作業で仕上げられています。そのため、機械生産にはない温もりと個性が感じられます。七福神それぞれの持つ福を手にしたとき、工人の想いが伝わるような感覚を味わえるでしょう。

    七福神

    七福神 椿材製

七福神」セットがもたらす幸運

七福神は、それぞれ独立した幸運をもたらすと同時に、セットで揃えることでその力が一層強まるとされています。特に商売繁盛や財運隆盛を願う方にとって、このセットはまさに理想的な守り神です。

  1. 家庭やオフィスの縁起物に
    七福神を家やオフィスに飾ることで、日々の生活や仕事に福を呼び込むことができます。デスクや玄関、リビングなど、お好きな場所に置いて運気をアップしましょう。

  2. プレゼントとしての価値
    新山工人の「七福神」は、贈り物としても最適です。商売を始めた友人や家族への贈り物、また新築祝いや開業祝いなど、特別なシーンにぴったりの一品です。


新山実工人の想い

新山工人が七福神に込めたのは、幸運を分かち合いたいという想いです。彼の作品は、単なる装飾品としてではなく、人々の生活をより良くする存在として作られています。「笑う門には福来たる」という言葉の通り、この七福神は笑顔を生み出し、幸運を引き寄せるパワーを持っています。

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七福神がもたらす未来

七福神」セットは、ただ飾るだけでなく、その存在が人々にポジティブな影響を与えます。商売や日常生活における成功を願い、このセットを手に取ることで、新たな運気の流れを作り出すきっかけとなるでしょう。

ぜひ、この椿材の七福神を通じて、新山実工人の想いとともに、日本の伝統と縁起物の力を感じてみてください。それは、あなた自身や大切な人々にとってかけがえのない宝物となることでしょう。

空想の翼を持つ「飛行機こけし」――新山実工人の芸術が語る物語

飛行機こけし

飛行機こけし

木の温もりが手のひらに広がる瞬間、心に蘇るのは郷愁の念と日本の伝統美です。こけしは、長い歴史と深い文化的背景を持つ日本の伝統工芸品として、国内外で愛されています。そんなこけしの世界に革新をもたらしたのが、新山実工人による「飛行機こけし」です。

「飛行機こけし」はただの工芸品ではありません。それは空想の翼を広げ、見る者を夢の旅へと誘う作品です。このブログでは、新山実工人の技術と想い、そして「飛行機こけし」が生み出す魅力について深掘りしていきます。


新山実工人――伝統と創造の融合

新山実工人は、多くのこけしファンから支持を集めるベテラン工人です。伝統的なこけしの製作技術を守りつつ、現代的なエッセンスを取り入れることで、独自のスタイルを確立しました。
特に「飛行機こけし」は、彼の代表作として高く評価されています。この作品には、彼の創造力とこけしへの深い愛情が凝縮されています。


飛行機こけし――空を飛ぶこけしが描く物語

「飛行機こけし」の最大の特徴は、羽を持つユニークなデザインです。丸みを帯びたこけしの体に小さな翼が付けられ、あたかも空を飛んでいるかのような姿をしています。この翼は単なる装飾ではなく、自由と冒険の象徴として捉えられます。

また、翼の形状や色使いは一つ一つ微妙に異なり、工人の手作業ならではの個性が感じられます。手に取るたびに違った表情を見せる「飛行機こけし」は、どこか子供の頃の夢や希望を思い起こさせます。


「飛行機こけし」の魅力

  1. 手触りと質感の心地よさ
    木材の温かみと、新山実工人ならではの滑らかな仕上げは、触れた瞬間に安心感を与えてくれます。表面に施された細やかな彩色も、長時間見つめていたくなるほど美しいです。

  2. 空想の世界への誘い
    飛行機こけしを眺めていると、まるで物語の一場面に引き込まれるかのような感覚があります。翼を広げたこけしは、空高く舞い上がり、まだ見ぬ風景を探しに行く――そんな情景が自然と頭に浮かびます。

  3. 現代インテリアにも馴染むデザイン
    伝統的なこけしとは一線を画しつつも、日本文化のエッセンスを持ち続けるデザインは、モダンなインテリアにもぴったりです。和室にも洋室にも合う万能なアートピースとして人気があります。

    飛行機こけし

    飛行機こけし

新山実工人が伝えたい想い

新山工人が「飛行機こけし」を通して伝えたいのは、過去から未来へ続く文化の流れです。こけしという伝統工芸に新たな風を吹き込み、次世代へと繋ぐ橋渡し役としての使命感を持っています。

「飛行機こけし」の翼には、現実に縛られず自由に夢を追いかけることの大切さが込められています。それは、現代を生きる私たちにとっても大切なメッセージです。


あなたの日常に「飛行機こけし」を

「飛行機こけし」は、単なる飾り物ではありません。それは、忙しい日常の中でふと心を癒してくれる存在です。机の上や棚に置くだけで、見るたびに優しい気持ちになれるでしょう。

さらに、特別なプレゼントとしても最適です。受け取る人の心に、思い出とともに残ること間違いありません。

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最後に

「飛行機こけし」は、新山実工人の手から生み出された芸術品であり、日本の伝統と創造の融合の象徴です。その美しさと物語性は、ただ見るだけでなく、触れることでより深く感じ取ることができます。

ぜひ一度、あなた自身の目でこの逸品を確かめ、空想の翼を持つこけしがもたらす旅へと出発してみてください。それはきっと、日々の生活に新たな輝きを加えてくれることでしょう。

【こけし職人】上田康友 〜ギター職人からこけし工人へ、異色のキャリアで挑む木の世界〜

弥治郎こけし工人

上田康友 令和2年2月 撮影:新山実

広島県府中市で昭和62年4月7日に生まれ、大阪市平野区で幼少期から青年期を過ごした上田康友さん。その人生は、木と音楽に育まれてきました。ギター製作の専門学校を卒業し、エレキギターエレキベースを制作する中で、木材の持つ可能性に魅了されました。音楽関係の仕事に従事した後、24歳のときにロンドンへ渡り、海外の文化に触れる中で木製の知育玩具に出会います。この経験が、彼の人生の大きな転機となりました。

日本一周とこけしとの出会い

ロンドンから帰国した上田さんは、キャンピングカーを購入して1年間日本一周の旅に出ました。その道中で訪れた弥治郎の伝統こけしに深い感銘を受け、「木地業」に携わることを決意。平成29年、30歳で弥治郎の名工・新山実氏に弟子入りしました。新山実氏は、こけし製作と江戸独楽の名工・廣井道顕氏の技術を受け継ぐ工人であり、上田さんもその指導を受けて木地技術を磨いていきました。

江戸独楽と木地玩具への挑戦

上田さんはこけしだけでなく、江戸独楽や木地玩具の製作にも意欲的です。廣井道顕氏からも直接指導を受け、江戸独楽の技術を習得。けん玉、ヤジロベー、ヨーヨーといった木地玩具の制作も手がけ、伝統と現代性を兼ね備えた作品を生み出しています。これにより、木地玩具製作が可能な工人としての希少性が評価されています。

弥治郎工人としてのデビュー

令和2年3月、弥治郎こけし工人会から正式に工人として認定された上田さん。伝統的な「栄五郎型」を基盤にしつつ、独自の感性を加えたこけしの制作に励んでいます。現在では栄五郎型を含む3種類の型を製作しており、柔らかな表情と精巧な木地の仕上がりで、多くのファンを魅了しています。また、江戸独楽や木地玩具の制作を通じて、新たな顧客層を開拓しつつあります。

代表作品

  1. 「玉入れゆらゆらまげえじこ」

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  2. 「ちび雛」

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  3. 「栄五郎型丸頭こけし

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  4. 「8寸まげこけし

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  5. 「6寸まげ波線こけし

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  6. 「6寸レインボーこけし

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  7. 「栄五郎型作り付けこけし

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  8. 「6寸ロクロ線こけし

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上田さんの今後の挑戦

ギター製作から始まった木との縁は、現在こけしと木地玩具の世界で花開いています。上田さんの作品は、伝統の美しさと現代の感性を融合させた新たな可能性を示しています。これからもその挑戦が多くの人々を魅了することでしょう。

ぜひ、上田さんの手から生まれる木の温もりを感じてみてください!

【こけし職人】新山実〜伝統の継承と革新を目指して〜

新山実工人

平成27年7月 巣鴨高岩寺での実演

新山実さんは昭和31年3月20日、弥治郎のこけし工人・新山学の長男として生まれました。木の温もりに囲まれた環境で育ち、幼い頃から父の工房に親しんでいました。昭和46年頃にはすでにロクロを回していましたが、正式に木地の修業を始めたのは昭和49年の高校卒業後のことです。それ以降、父である新山学さんに師事し、木地の基本からその奥深い技までを学びました。

受け継がれる「栄五郎型」

新山家は、曾祖父の新山栄五郎が確立した「栄五郎型」を家業として受け継いできました。この型は、古典的な弥治郎こけしの特徴を色濃く反映したもので、力強いフォルムと繊細な描写が魅力です。新山さんは、この伝統を守りつつ、自身の感性を加えることで、独特の柔らかさや親しみやすさを感じさせる作品を生み出しています。

江戸独楽との出会いと新たな挑戦

新山さんは、ただ伝統を守るだけでなく、新しい技術や表現にも挑戦する職人です。その一例が「江戸独楽」の制作技術を習得したことです。名工・廣井道顕氏の元で独楽作りを学び、これを契機に木地玩具の制作にも力を入れるようになりました。独楽や玩具はこけしとは異なる技術を要しますが、これに取り組むことで新山さんは木工技術の幅を広げ、作品にさらなる奥行きをもたらしました。

弟子への技術継承と地域への貢献

平成29年には弟子の上田康友さんが入門し、新山さんは次世代への技術継承にも力を注いでいます。また、新山さんは地域のこけし文化の発展にも尽力しており、2020年から、弥治郎こけし販売会の会長を務めました。その間、ECサイトの運営や販路拡大に取り組み、工人たちの作品がより多くの人々の手に届くよう貢献しました。

作品の特徴と新たな取り組み

新山さんの作品には、伝統と現代性が見事に調和しています。曾祖父から受け継いだ「栄五郎型」はもちろん、疫病退散を祈念して制作された「アマビエこけし」など、時代に合わせた作品も多く手掛けています。その作風は、「可愛らしさ」と「手に取りたくなる魅力」が特徴です。特にアマビエこけしは、多くの人々に元気を与える作品として人気を博しました。

新山さんの代表作品

  1. 「兜飾(胴桜材)」

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  2. 「兜飾(胴黒檀材)」

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  3. 七福神

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  4.  「飛行機こけし

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  5.  「もも雛こけし

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  6.  「パプリカ雛こけし

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  7.  「りんご雛こけし

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  8. 「お雛さま」

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未来へ向けて

新山実さんは、こけしという伝統工芸を未来へ繋ぐ架け橋として、日々努力を続けています。作品を通じて伝統の美しさを感じつつ、新しい挑戦を楽しむことができる彼のアプローチは、こけし文化の可能性を広げるものです。

ぜひ、新山さんの作品に触れてみてください。その魅力は、手に取ることで一層深まります。